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zoom RSS 田中佐次郎‥‥芯に一本、強い我を秘めている

<<   作成日時 : 2017/05/23 22:28   >>

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一握りの土塊が人の心により森羅万象を刻み、あらゆる感情を包蔵するものが、陶芸だと思い知らされたのは、35年前のことである。唐津市半田にある常楽寺の境内に登窯を築かれていた田中佐次郎先生(当時45歳)の陶房を訪ねた時からであった。

数年後、“幻の名窯”と謳われた山深き山瀬に半地下式15連房窯を築かれた。
さらには唐津のルーツでもある韓国の嶺南(ヨンナム)アルプスの麓に半地上式六連房の登窯を築き、
精魂を傾けた高麗茶碗をより純度高く再現されている。
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先生にとって、土選びと炎への執念は“終世の命”である。
その火と土、そして清冽な山瀬の湧水との結合を求めて遮二無二(シャニムニ)、まさに狂人の如く追及して止まるところがない。その恐るべき土への執念をもって、古唐津の名窯岸岳や山瀬、牛石などの土、さらに朝鮮半島を巡って探し求めた土は1000種類を超えた。
斑唐津や朝鮮唐津、絵唐津はいうまでもなく、独自に謳いあげる「青霄(セイショウ)」、「辰砂耀変」「朱砂天目(シュシャテンモク)」「毘沙唐津」「玄黄(ゲンオウ)」「黒刷毛目」さらに「朱雲(シュウン)」「雲霄(ウンショウ)」など、
清新な作風に、心高き鑑賞者たちが惜しみない拍手を送っている稀にみる本格陶匠である。

孤高独自の節を曲げない田中先生の繰り出す爽清の陶技は観る者の心魂に響き、貴重な芸術家として後世に語り継がれるに違いないと信じるものである。

 平成二十九年四月二十二日                                黒田草臣
(福岡岩田屋三越個展の推薦文)より


田中佐次郎画像唐津茶碗


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  辻岡正美様の撮影




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