黒田草臣

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zoom RSS 浜本洋好…初期の『斑唐津』に惚れた‥‥

<<   作成日時 : 2017/10/03 12:13   >>

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陶芸の原点は「迫力ある原始的なもの」だと、売名行為を図ることをよしとしない浜本洋好先生。
15年間、唐津焼の窯元で修業されているが、30歳の頃、初期唐津の深遠な斑唐津に惚れて、岸岳周辺の古窯址を入念に発掘調査された。ここで唐津焼に適した粘土を掘って窯元へ売って独立資金を稼がれた。
頑固一徹な信念を曲げることなく清貧を苦にせず、豊かな陶土の岸岳に対座してこの道を歩む独立を決心された。
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窯焚を待つ間、ひっそりと佇む浜本洋好先生の割竹連房式登窯


桃山陶の中でも初期の斑唐津の深遠さは他を圧する。そこには透明感があり、深味がある。
土と釉と炎をみごとに融合させているからだろう。
画像岸岳の土を調べる

先生はその本歌を手本に“土と炎”を相手にする陶匠だから、力仕事と藁灰つくりなど根のいる窯仕事は人任せにせず、すべて独りでされている。
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浜本洋好 斑唐津茶碗



土は岸岳周辺の粘土を徹底的に調査され、耐火度のある砂気の多い土を、土木建築や農業に携わる方々からあらゆる情報を得て探しあてた。少ない時でも2トン車5台から、良い土が出れば4トン車に10台の粘土を借金してでも手に入れる執念をみせた。
そのほとんどが「斑唐津」に適した粘土で、そのほか絵唐津に適した武雄の白土や朝鮮唐津に適した藤の川内古窯址にあった鉄分の多い粘土も掘った。

画像割竹式連房登窯
胴木の間から画像


窯は35年前に岸岳の麓に割竹式連房登窯を築いた。
現在の唐津焼では唯一の本格的な割竹式連房登窯である。
初期唐津で使われた古式な窯ゆえに不安定な炎の流れで嫌われがちだが、その荒い焼炎の加護もまた絶妙、1400度の高温で焼くからこそ天人合作ともいえる崇高な「斑唐津」が創り出される。
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「こだわりをもっとかんと、生きてはいかん
(こだわりを持っていないと、生きては行けない)と強い口調でいわれ、
逞しく“土と炎”にとことん拘って闘い続けている。
「作られた作品のみがものをいう」と作り手としての志向には風格すら具えてこられた。

浜本洋好先生の特技は「斑唐津」‥‥そのやきものの美しさを再吟味したい。
2017年秋、31回目の個展には斑唐津のほか、青唐津や黒唐津にも強いこだわりをみせてくれた。


魯山人「大雅堂」・「美食倶楽部」発祥の地

 魯卿あん‥‥Rokeian
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 辻岡正美様の撮影





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