森陶岳 新大窯初窯火入式の神事

現代備前の陶芸界にあって緻密な計算の元での陶にかける情熱とパワーにより 名作を創りだす森陶岳の大胆さと繊細さは群を抜いている。

全てのデーターを採り、時間という重みに耐え抜くことができる作品を目指して全長85メートル、幅六メートル、高さ3メートルという巨大な登窯を寒風に7人の門下生とともに8年かかりで築窯した。
すでに2008年8月19日から空焚きをはじめて、9月6日夜半に火を止めた。
1200度近くの高温を確認している。
「何かに突き動かされる。あとにはひけない。あと10年は生かしてもらいたい」と語った。
県北奥海での粘土創りや3千トン以上の薪つくり、加えて
高1.6m直径1.4m ドラム缶5本分の容量のある巨大な大甕を100点制作。
太閤秀吉が眠っていた甕棺よりさらに大きい。
5年ほどで千数百点を制作され、
2015年1月4日、新大窯初窯火入式の神事が行われ午前十時、森陶岳による火入。
その後、10日間、くゆし(煙を窯に送り込む)を行い、窯焚きは3ヶ月におよぶという。
10トントラックで四百台分、県北から運んだ赤松は約3000トン。
構想から27年、前人未到の壮大なスケールの最終段階の仕事がはじまった。
待ち遠しい窯出は八月、最終的には今年いっぱいかかるというのだ。

森陶岳陶印画像

画像大窯

150年間途絶えていた大窯を相生に築いて焼成したのは昭和55年(1980)のこと。
昭和61年(1985)、吉井川東部にある邑久古墳趾の一角、須恵器の焼かれた牛窓町寒風のこの地に室町期の53mの大窯を再現し、その後、4,5年ごとに焼成していた。
航空写真画像(牛窓観光協会)
 
長大に見えるのが新大窯。左手前が53mの大窯。


徳利画像



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水指   擂鉢  湯呑 長船の黄土色の粘土使った土器

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築窯中の新大窯で来窯者に説明する森陶岳先生



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黒備前徳利と備前徳利



新大窯初窯火入式 山陽新聞デジタル版http://www.sanyonews.jp/article/116205

とてつもない大仕事にかける陶岳先生の前人未到の情熱‥‥
そしてこの新大窯に火が入れられ、これほど待たれる窯出しはない。





魯卿あん (Rokeian)
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  ◇黒田草臣 四方山話◇  

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Photo:辻岡正美氏




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